ネコの金時クンがキュート、モフモフ映画『猫忍』は猫派必見!

©2017「猫忍」製作委員会

『猫忍』

配給:AMGエンタテインメント
大野拓朗 佐藤江梨子 藤本泉 渋川清彦 鈴木福 ふせえり 永澤俊矢 / 柄本明 麿赤兒 / 船越英一郎 語り:森本レオ
監督:渡辺武 脚本:永森裕二/黒木久勝/池谷雅夫
2017年作品 5月20日(土)より角川シネマ新宿ほか全国ロードショー

わが国は空前の猫ブーム。猫の写真集が書店に平積みされ、ペットショップでは猫が入り口に置かれるようになり、合コンでは猫派の男性がモテる時代になってきました(ある調査では99パーセントの女性が猫好きの男性に魅力を感じるとのこと)。猫派の男性としては、一過性の現象でなければよいと願っております。

©2017「猫忍」製作委員会

映画でも猫ブームで、多くの猫映画が公開されています。
本作は『猫侍』『猫侍、南へ行く』のスタッフによる新作です。若者が猫を連れて旅に出るというお話は、コーエン兄弟監督の、猫を相棒に旅するフォークシンガー、『インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌』(13)を思い出す設定ですが、本作はコメディ時代劇。公開前から早くも本作の写真集、ノベライズ、DVD「父上の江戸ネコ歩き」などが緊急出版され、「父上」役の金時クンが大人気になっています。
実は本作を観る前は、猫ブームにあやかったユルい映画と思っていたのですが、なんと予想外の面白さ。それもそのはず、監督は渡辺武。良質なアクション映画を作って注目されてきた監督ですから面白くて当然。時代劇でも人物描写、殺陣、ギャグに冴えを見せます。

忍者の父親が猫に変身して人間に戻れなくなったと思い込んだ息子・陽炎太(鈴木福)。猫を父上と呼び、敬います。成長した陽炎太(大野拓朗)は、なんとか猫の父上を人間に戻そうと「秘伝変化の術」の巻物を探す旅に出ます。父上の猫を伴い宿に泊まるシーンが秀逸で、仲居の佐藤江梨子と猫に詳しい医師・柄本明が登場すると、猫に絡むギャグの連打。「猫は人を癒すが人間を腑抜けにもさせる」との説をのたまう柄本明。抜忍になった陽炎太を追う幼友達の藤本泉(「ママ、ごはんまだ?」)。巻物を手に入れようと猫をさらって巻物のありかを聞き出そうとする渋川清彦がリーダーの忍者軍団(弱っちい)。

©2017「猫忍」製作委員会

三つ巴の結末はなぜかハッピーエンド。誰も死なない、癒し系無血アクションコメディなのです。
何事も合議制(部下の意見を尊重する)で行動する忍者軍団の脱力ぶり。麿赤兒のとぼけた味、柄本明の猫医者と佐藤江梨子の猫薀蓄合戦。藤本泉のキュートなくノ一。船越英一郎と永澤俊矢の唯我独尊キャラと、役者の個性を活かした、満足度の高い作品になっています。
なかでも座布団に鎮座する父上猫にお伺いをたてる大野拓朗は抱腹絶倒です。豪華キャストと、二匹の猫、「金時」と「真心」の演技。見どころ満載のファミリー映画です。

©2017「猫忍」製作委員会

ところで、猫の癒し効果はセラピーとしても役立つことが知られてきました。猫が、うつ病患者の助けになる、自閉症の子供が笑ったり話したりする頻度が高まる、卒中の防止、コレステロールの減少といった効果が分かっています。猫のゴロゴロはヒーリング効果があるのは、ゴロゴロが様々な病気の治療に効果的な周波数だからなのです。人間の愛情ホルモンであるオキシトシンは、猫と触れあうとその量が増えるので、幸せ感が高まり、女性は猫がいると恋人と一緒にいるときと同じくらいの幸せを感じられることが分かっています。

猫の動画を観ているだけでもストレスを減少させるそうです。猫を飼えないけど猫が大好きという方も、この『猫忍』を観て幸せ感を高めてみてはいかがですか。カップル、ご家族にオススメです。

「猫忍」オリジナルグッズも載っているオフィシャルサイト http://www.neko-nin.info/

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