4歳~5歳の男の子の言葉の発達。どんな会話をするようになる?


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今まで2歳~3歳半までの男の子の言葉の発達やどんな言葉を話しているか記事にしましたが、今回も筆者の息子を例にとって4歳~4歳半くらいの男児のことを書いてみたいと思います。

3歳くらいになるとだいぶ喋れるようになりますが、4歳も過ぎると語彙も増えますし、理解力も発達するので普通に会話が成り立ちます。子どもならではの視点で話してくるので、会話の内容や言葉遣いがほほえましいです。また、こうだったからこうなる、と出来事と結果を関連付けて考えることもできるようになってきました。

言葉遣いは保育園の子たちに影響されるのか、どこで覚えたのか? というような口調で話します。また、母親の私の口調に似ている時もあります。うっかりドジをすると、母親みたいな口調で注意されたりするので、おもしろいなと思う反面、言葉遣いや行動には気を付けないと、と思いました。

発音はまだいまいちな時があります。特に「か行」と「た行」がうまく言えないようで、聞き取りにくいことがあります。

子どもが2歳を過ぎるころになると、「ワンワン、いた」などの2語文を話すようになってきます。言葉の発達には個人差があり、中には大人と会話が成立する子もいます。脳の構造の違いから、男の子より女の子のほうが言葉が早いと言われています。実際に、筆者の息子(2...
3歳頃になると、語彙数は1000ほどになり、基本的な挨拶もできるようになります。会話が成立するようになるのでコミュニケーションが取りやすくなります。別の記事で2歳半~3歳の男の子の言葉の発達について書きましたが、今回も筆者の息子を例にとり(言葉の発達は普...

替え歌が歌えるようになる

歌詞の一部分を変えたり、気に入ったフレーズの羅列で意味の通じないものだったりしますが、替え歌をするということは、ある程度言葉遊びができるようになっているということなのかな、と思いました。

過去と未来がわかる

時間の概念が理解できるようになってくるので、昨日、今日、明日が分かってきます。ただ、明後日や一昨日という言葉は難しいようで、明日の明日と言わなければ理解できません。なぜか昼寝をすると起きた時点で次の日扱いになってしまうのが惜しい所です。

そろそろ時計の読み方の練習をしたいと思っています。

数はかなり数えられるようにる

3歳の頃は10くらいまでしか数えられませんでしたが、今では100くらいまでなら、たどたどしいですが数えられるようになりました。数自体に興味が出てきたようです。100よりも大きな数があることを知った時、異様なテンションで驚いていました。何か彼をそうさせたのかは分かりませんが。

数個なら、いくつあるかパッと見て数えられるようになります。また、お菓子の「何個食べたから残りは何個」というのができていたので、どうやら簡単な引き算もできるようです。

大人の場合、4を「し」と数える方が多いと思いますが、子供は「よん」と言うので初めのうちは通じませんでした。同じく「しち」と「なな」も混乱したようです。

何で攻撃の内容がレベルアップする

2~3歳より知識もボキャブラリーも増え、好奇心も旺盛になってくるので、質問内容が難しくなってきます。

「月はどうして空に浮かんでいるの?」
「なんで月は自分の後をついてくるの?」

などなど。確かに子どもの頃、月がついてくるように感じました。この現象はどうやら錯覚らしいのですが、4歳児に錯覚といっても通じないですね。こんな質問を急に振られると、知識不足もあってどう返していいのか分からなくなります。ここで適当に返すと、その答えに対して「どうして?」となるので大変です。

「どうしてどろぼうは物をとるの?」
「どうしてどろぼうは悪いことをするの?」
「どろぼうは何人くらいいるの?」
「どろぼうは自分のおうちのそばにいるの?」
「どろぼうは……」
「どろぼう……」

時折泥棒について執拗に聞かれる時があります。

うそをつく

簡単にこちらで見破れるようなものですが、うそをつくようになりました。やるべきことをやっていなかった時に「やったよ」など。また、うそをついた後に「うそだよーん」とおどけることもあります。どうやらこれは「だましてやったぞ」という感覚のようです。

想像や憶測で話をすることができる

想像力もゆたかになり、よく「これはこういうことなんじゃないかな?」と考えることが増えました。

そうではないことを尤もらしくいうこともあります。例えばゆず湯のゆずが柔らかくなっていた時があったのですが、「パパがお風呂に入るとお湯があふれてゆずが一つ床に落ちたから(衝撃で)柔らかくなったんじゃないかな?」など。実際は元々ゆずに裂けめがあったので柔らかかったためで、夫が湯舟に入ってもお湯はあふれません。

詩的なことを言う

「虹を触ったら、虹の色に手が光るかな?」

時々メルヘンチックなことを言い出して驚かされる時があります。

単語の言い間違い(文字の前後が入れ替わる)

これは小さい子によくみられるのではないでしょうか。「となりのトトロ」でもメイが「とうもころし」と言っていましたね。この現象は音位転換といいます。難しい言葉を言いやすい言葉に言い換えてしまうのだとか。

例えば「もみじ」→「もじみ」、「にしまつや」→「にしやつま」など。気を付けて聞いていると、意外な言葉を言い間違えていたりして面白いです。

3歳までの時と比べると、各段に会話力が上がってきています。なんでも吸収していってしまうので、変な言葉遣いや子供に聞かれたくない内容の会話(悪口など)は気を付けないといけないな、と思いました。

:Masami_H

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