自閉スペクトラム症 正しい理解 臨床心理士~倉橋弘子

“自閉スペクトラム症“という言葉は、多くの人に知られるようになりました。しかし、まだまだ誤解されていることが多いと私は感じています。
あなたは自閉症スペクトラム症と聞いてどんなイメージをもたれますか。
もしかして、ひきこもりとか内向的な人とか親の育て方が悪いというふうに思っていませんか。
でも、実は違います。
自閉スペクトラム症は、生まれつき脳機能の活性の仕方(中枢神経系)に違いがあることが脳画像を用いた実験的研究で明らかになっています。自閉スペクトラム症は、治るものでも治すものでもなく、一生つきあっていくものなのです。

自閉スペクトラム症のこどもは、多くの子と同じような育て方をすると、すぐにパニックを起こしたり、ウロウロしたり、奇声を発することがあります。それは、前回コラムでも触れたように抽象的な言葉の理解が苦手なため、言葉だけで多くの指示を出されると混乱してしまうからです。
しかし、そのこどもにとって分かりやすい方法で、コミュニケーションの仕方や社会のルールを教えることで、こういった問題行動を未然に防ぐことができ、将来的に自立した大人になるための道筋を作っていくことに繋がります。

このコラムを通して、ひとりでも多くの方に自閉スペクトラム症について、そして正しい支援の仕方について知っていただけたら幸いです。

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