お花の刺繍やレースがかわいらしい、しかしどこか儚げなお洋服を制作している増田裕子さん。
いろいろな場所で、時々のお店『キヲク』として、雑貨店や期間限定ショップの運営も行っています。
絵画のようなお洋服『コンペイトウノミツ』
増田さんの制作するお洋服は『コンペイトウノミツ』と総称しています。布や編み物に絵を描くイメージで、ひとつの世界を表現しているそう。
「自分にしか表現できないものを作ろうと自分のプラスの面を前面に押し出すだけでなく、マイナスの面、たとえば儚さ、脆さ、毒々しさなどを洋服で表現しています」
まったく同じものは作れず、ひとつひとつその時によって違うものが出来上がるアート作品的な側面をもっている『コンペイトウノミツ』。
常にいろいろなものを見ることで、世界観をより拡充させているようです。
疲れた心を癒す場所 保健室のような雑貨店『キヲク』
雑貨店『キヲク』ではお洋服以外の手の届かない部分を、ほかの作家さんの作品で補足してもらっていると言います。
「作家さんは日常から離れて制作している方が多いですね。『キヲク』は雑貨を買えるだけでなく、疲れた心を癒せる保健室のような場所になってほしいと思っています。だからこそ、そのような作家さんの作品が心の癒しになることを伝えたいと思います」
“いらっしゃいませ”より“こんにちは”でお迎えし、ゆっくりしてもらえればと増田さんは語りました。
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