好きを仕事にしたい人へ―一歩踏み出せる考え方


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女性の生き方にスポットを当て紹介していくコラム。
このコーナーでは様々な生き方をしてきた女性の想いや人生の節目となった出来事の体験談などをお伝えします。
記念すべき第一回目は、ポーセラーツサロンFREEMe(横浜市神奈川区)を運営する平松麻美さんにお話を伺いました。

ポーセラーツとは?

磁器を彩りオリジナルの作品を作る、日本発のハンドクラフトです。
ポーセラーツという言葉は、日本ヴォーグ社が生み出した、磁器という意味の porcelain(ポーセリン又はポーセレン)と、芸術・美術という意味の art(アート)を組み合わせた造語です。
絵が苦手でも転写紙を用いて簡単に自分好みの作品を制作することができます。

小さなスペースに好きを表すポーセラーツとの出会い

サロンを開く前は会社員として働いていた平松さん。
当初は仕事と好きなことは切り離して考えており、仕事としてやってみたかった職に就いたと言います。好きなことは趣味として、仕事以外の時間に続けていました。

ものづくりのほか、ヨガや食など健康に関することなど、様々なことを趣味として続けていく中で、ポーセラーツと、そして好きなことを仕事にする選択肢と出会ったのはとある人のブログがきっかけでした。

元々、楽しく生きている人を見るのが好きで、そんな人たちのブログを定期的に見ていた平松さん。その一人がポーセラーツの作品をブログで紹介していたのを見て、それを仕事にしている人がいると知り、自分も好きなことを仕事として始める決断ができたそうです。

磁器の限られた小さなスペースにその人らしさが表現できるポーセラーツ。
それまで本格的に何かを物や作品を作るということはなかったそうですが、楽しく、自由に自分の好みを具現化できるポーセラーツに惹かれたと言います。

インストラクター資格取得以前より、素敵だなと思いブログを拝見していた神戸のポーセラーツサロン。そのサロンの先生にお会いしてみたいとの思いもあり神戸までレッスンに伺いました。その技術の応用で作った思い出の作品です。

インストラクター資格取得以前より、素敵だなと思いブログを拝見していた神戸のポーセラーツサロン。
そのサロンの先生にお会いしてみたいとの思いもあり神戸までレッスンに伺いました。
その技術の応用で作った思い出の作品です。

「こうやって生きよう」決めると面白いことが起こる

仕事をやめ何かを始めたいという思いはあっても、不安でなかなか踏み出せなかったり、そもそも自分が何をしたいのか、何ができるのかが分からなかったりする人も多いでしょう。平松さんもその一人でした。

そんな平松さんの背中を押したのが、ご主人の「好きなことをやったらいいよ」という言葉。やりたいことをやると決めた後ではありましたが、ご主人にさらに後押しされたと言います。

「性格上、否定されると躊躇してしまう部分があるので、主人がそう言ってくれたことは大きかったですね」

結婚を機に会社を退職した平松さん。しばらくは主婦として過ごしていましたが、ポーセラーツインストラクターの資格を取り、予定より早く教室を始めることになったそうです。

「自分がこうするって決めるとどんどんそれが加速して、もっとうまくいく何かが次々と現れてくる。この2~3年間はそれが顕著でした。お教室を始めようと思った時も、『ここ使いませんか』って私より先に言ってくれたり、ここでイベントをしたいなと思った場所に入ったらそこにオーナーさんがいて、『ここでイベントやりませんか』って持ちかけてくれたり…。対外的な評価とか、世間的ないいものとかではなくて、自分のしたいことをちゃんと見つけて、決めればいいんじゃないかなと思います」

今後の展開

これまで通りお教室でのレッスンを主力としながら、楽しんでいただけるイベントやコラボなどを展開していきたいという平松さん。
ポーセラーツが発表されおよそ20年。まだまだ一般的に浸透していないのが現状です。
もっとポーセラーツを広めたいという思いもあり、今後も様々なイベントやコラボが展開される見通しです。

また、作ってみたい作品については、「イメージを形にするにはまだまだ技術が足りないので勉強が必要です」とのこと。ポーセラーツの技術は数十種類もあり、それらの技術の組み合わせによっても表現の幅が広がります。まだ芸術・アートの域には達していないという平松さん。さらなる技術習得の意気込みを語りました。

:Blanchechou編集部

Information

ポーセラーツサロン FREEMe

〒221-0824 神奈川県横浜市神奈川区
Tel:050-3598-7169
横浜駅徒歩8分

http://ameblo.jp/porcelarts-salon-free-me/

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