産後の小さな悩みも気軽に相談出来る横浜の母。助産師・チャイルドボディセラピスト鈴木裕子先生

待望の我が子、妊娠と出産を経て育児をスタートすると、誰もが1度は悩みませんか。
授乳が上手くいかない、母乳は足りている?　卒乳ってどうしたら良いの?　人によって様々な悩みや疑問が出てきます。
病院に聞くまででもないからネットで調べてしまう・・今の子育てでありがちな光景です。
横浜駅を拠点に活動する鈴木裕子先生は妊娠期から産後まで相談が出来、多くのママを救っています。

予約なしのマタニティヨガ・産後ヨガ&ベビーマッサージ教室も開催

鈴木先生は助産師の資格を持ちながらも、もっと気軽に育児について話せる機会を作りたいという想いから、マタニティヨガ、産後ヨガ&ベビーマッサージの講師としても活動。毎週火曜、横浜平沼橋のお部屋で、予約なしで参加出来る制度(参加詳細は記事下記より)。その日子供の体調に合わせて来たい人が来るスタイルなので、予約キャンセルなどの手間もなく、ママも気軽に訪れることが可能、ここにも鈴木先生ならでは、子育てママへの心遣いがあります。
1時間のレッスン後には鈴木先生に相談が出来る時間があったり、お友達を作る場であったりと、終始生徒さんはリラックス出来る空間があります。
また、マタニティヨガとベビーマッサージのスケジュールもリンクされているので、妊婦さんも赤ちゃんや先輩ママとの触れ合いを持てるのが魅力です。

あるママの言葉がキッカケとなり助産師の道へ

助産師は皆看護師免許を持っています。鈴木先生も看護師を目指し勉強しており、たまたま産婦人科で夜勤バイトをしていました。
出産の立ち会いや産後のケアをしていく中で、担当していたママから言われた「あなたはまだ若いし、この陣痛の痛みも分からないでしょうね。」という言葉。
この言葉に、「自分もいずれ出産経験はするだろう。患者さんの気持ちを分かっていたと思っていたけど、確かに看護師知識の私は本当に妊婦さんの気持ちを分かっていない・・」と思い直した鈴木先生は、看護師免許取得後、助産師になることを決意。
この時から、患者さんのケアをするにはその道に真っ直ぐに、知識と経験を重ねて、心にも近付けるような助産師でありたい先生の姿がありました。

地域のお産婆さんとして

静岡の病院で助産師経験を積んだ鈴木先生。大きな病院での勤務は思っていたものとは異なるものでした。
多くの妊婦さんのケアをする為に助産師になったはずが、実際は流れ作業のように多くの出産のお手伝いを繰り返して、終わるケースがほとんど。産後直後の悩みや気持ちに対応する時間はなく、疑問を抱いていました。
600床を超える総合病院の産婦人科病棟での経験を経て、横浜に引っ越して来ました。「今までの経験を生かした本当に私がやりたかったことをしよう。」と思い、病院ではなく、自分で相談窓口スタイルの助産師として開業。
もっと皆さんに身近に、気軽に、地域の母、お産婆さんのような存在になりたい。鈴木先生はいつでも妊婦さんやママの味方だと感じさせてくれます。
それがマタニティヨガやベビーマッサージ教室に反映されているのです。

「子育ての正解はインターネット検索にはない」鈴木先生の感じる危機

今では多くの妊婦さんや産後のママのトラブルや心の相談に対応している鈴木先生。相談を受け、多くの経験と知識によるアドバイスで解決していく先生が危機を感じていること。それは「トラブルがあったら、まずはネット検索をする」ことだそうです。
例えば赤ちゃんがずっと泣いている、まず熱を計ることや抱っこをするのではなく、携帯で「赤ちゃんずっと泣く」で調べ始めるのです。そこにその赤ちゃんの泣いている原因の正解が書いてあると思うのでしょうか。ネットは様々な情報が錯乱していて、例え正解らしきことが書いてあっても、当てはまるかは分かりません。まずはもっと母としての本能を出して触れ合うことをして欲しいとのこと。泣いている我が子はあなたを頼りに、あなたの母性を頼りに生きています。我が子のことはその母親だけしか感じることの出来ない本能もあります。それにまずは自分自身も頼ってください。子育てに1つの正解はないのですから。鈴木先生のお話は、「母」とは何か、そんなことを考えさせてくれます。
子育てについて話したい、悩みを持っている、そんな方は是非鈴木先生の教室に足を運んでみてください。

：倉知 麻里奈