チャルの日本文化体験 第5弾 合気道の稽古~川崎流氣会~ 女性も武道を。


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チャルさんは、合気道「川崎流氣会」の稽古に、土曜になると通っています。

こちらの道場は、代表が女性の先生ということもあり、女性の方が通いやすく、もっと合気道のことを広めたいという思いもあり、はじめられたそうです。

石川記念武道館・道場

石川記念武道館・道場

合気道「川崎流氣会」との出会いは?
合気道の護身という精神に共感し、時間や場所の条件などから、インターネットで検索、メールで問い合わせしたところ、子連れで週末に、女性でも、外国人でもウェルカムなことを知り、入門することにしたそうです。

「合気道」とは、川崎流氣会代表である、加藤由美子先生の言葉をお借りすると、
「勝ち負け」を重要視する他の武道と違い、「武は愛なり」という哲学の基、戦いの場であっても、まず第一に「争わない」姿勢を取り、万が一にも争わなければならなくなったとしても「相手に怪我をさせずに、暴力だけを封じ、生け捕る」武術なのです。
教えていただけるのは、合気道が今年で34年目、五段の加藤由美子(代表)、そのまた先生(師範)である大島先生は、60年目で七段、他数名の有段者の先生方です。
合気道は、5級から始まり、初段以降の段位から黒帯が締められます。指導するにあたっては、4段の段位からとなります。
合気道では黒帯になると、柔道や空手とは異なり、黒い袴を着用するそうです。
※合気道も有段者になると白帯から黒帯になるところは、柔道や空手と同じです。

先生のお手本を見学する様子

先生のお手本を見学する様子

稽古場へは、礼を重んじ、座って礼をしてから入場します。(退場の際も同様です)
稽古の始まりです。

1.合気道開祖 植芝盛平翁の写真と教えてくださる先生、仲間に対して礼。

2.準備運動を念入りにおこなう。手首、足首、体幹などを鍛えながら。
※準備運動では、柔軟体操と合気道体操を取り混ぜた運動となります。

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3.受け身の取り方などの練習、前転しながら前に進む、後ろにすすむなど。
※お家の中で、前転をしながらゴロゴロ動くのも練習になるそうです。

4.基本は、二人一組で取り組みをおこなっていきます。
先生のお手本となる取り組みを見てから、実演します。

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稽古中、先生方、生徒さんたちは穏やかな表情でおこなっている姿が見受けられました。

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左:大島師範 右:加藤先生

大島師範(写真左)、加藤先生(写真右)はおっしゃいました。
合気道の「合」は、愛情の「愛」です。
人間修行です。勝たず、負けず。
有段者、年齢も性別も関係なく、一緒に学ぶことができ、お互いに教えあいながら、向上していくことができます。
自らが相手に教えることで、自分自身が上達することが出来る。
常に相手を重んじること。この精神を忘れずに謙虚でいること。

チャルさんの合気道への思い(稽古しておもうこと)

合気道を習い始めて1年半ほどになります。
子どものころから武道(武術)に興味はあったものの、私自身が習うなんて思ってもみなかった。
合気道の魅力的なところは、力でねじ伏せるということはせず、自分の身を守ること、そして精神統一をすること、そのような志を教えてくれるところです。
最初は、稽古自体は簡単そうに見えましたが、稽古してすぐに相当きついものだと気づきました。その日は10回以上も、休憩をとらなくてはならないほどでした。
先生は、すばらしい方々ばかりです。教えるときも、どの生徒に対しても決して怒ったり、怒鳴ったりはせず、いつも丁寧にわかりやすく、実技を伴いながら細やかに教えてくださいます。
いつの日か、私も娘にこの素晴らしい武道、合気道を教えたいです。

:竿

Information

合気道 川崎流氣会(代表:加藤由美子)

Tel:044-522-8995(担当:川崎流氣会事務局 佐藤)
web:http://www.geocities.jp/kawasaki_ryukikai/

川崎流氣会は毎週土曜日「川崎市石川記念武道館」にて午前9時20分~午前11時30分にて稽古をしています。

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