種取物語あまつちふぁ~む TAMAコラムpart11「蒜山(ひるぜん) — 祭り」

2017.9.7

岡山県真庭市蒜山(まにわしひるぜん)は県の最北部、【里山資本主義】で紹介され、 [JAPAN]といわれる漆器は漆と珪藻土が材料ですが、蒜山は両方が揃う稀有な場所(漆の生産量はわずか)で、高天原伝説地(諸説あり候補地のひとつ)でもあり、天岩戸といわれる岩の下には天照大神を祭る神社が残り、苗代(なわしろ)、大蛇(おろち)、祝詞(のっと)などの地名が今も残っています。

岡山県・蒜山観光協会ホームページ
http://cms.top-page.jp/p/maniwa/hiruzen/5/4/1/

2017年夏、大蛇公園(おろちこうえん)でのお祭りに参加。地元食材の屋台、太鼓や笛&大焚火&満月、輪になって自由に踊る人達と舞い上がる火の粉、古代につながるように、吸い込まれそうな暗闇、神秘的なエネルギーが満ちてました。

このお祭りとは別に、[大宮踊り](国指定重要無形民俗文化財)がお盆頃には毎晩開催され、独特の音頭取り(ヘブライ語からともいわれ、意味不明な歌)に合わせて踊る動きは、舞のよう。 中央に飾られる[シリゲ](和紙を重ねて切ったもの)は、子供のときから練習する伝統のひとつであり、今もお祭りを彩っています。岩戸が飛んで行った先といわれる長野県戸隠での催事でシリゲとそっくりなものを見て驚きました、何かつながりがあるのかもしれません。

春には御田植祭が行われ、天の真名井(マナイ)といわれる湧水もある、高天原伝説地として壮大なロマンを感じます。

コラム執筆者

tama

Blog:https://blogs.yahoo.co.jp/bule201212

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