“路地裏の一匹ねこ”のようにありたい 永瀬春美

2016.8.22
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はじめまして。
地元の子育てひろばでママ・パパのご相談をかがっている看護師でカウンセラーの“ねこさん”こと、永瀬春美と申します。
電話相談から始めてかれこれ30年、いろいろな形でたくさんの子育ての迷いや心配ごと、ご自身の複雑な思いなどのお話をうかがってきました。

“荒野の一匹オオカミ”は無理だけれど、せめて“路地裏の一匹ねこ”のようでありたいと願い、ねこグッズを手元に置いて日々仕事に励んでいます。
相談を通して医療や保育・教育などの専門家による「指導」が、まじめで一生懸命なママ・パパたちを不安に陥れ、追い詰めてしまう現実に触れ、「なんとかしなければ」「私だからできることが、きっとあるはず」との思いに駆られたのが現在の活動の原点です。

子どもの生きる力は想像以上にたくましく、指導されるような理想の育て方ができなくてもちゃんと育ちます。親は、それぞれの環境でできることの中で最善を尽くせばよいだけです。親が理想のようにはできない自分を責めるのをやめて、自分にやさしくなれれば子どもにやさしくなれます。親からやさしい気持ちをいっぱいもらえた子は、自分も周囲の人も大切にする素敵な大人になるに決まっています。
不安の子育てをワクワクの子育てに! みんなで声をあげていきましょう。

コラム執筆者

永瀬春美

大学教員(家族看護学)、専門学校専任講師(小児保健・育児相談など)、同校スクールカウンセラー、保育園看護師などを経て現在NPO法人 子育てひろば ほわほわ 顧問。同法人が運営する子育てひろば内でご相談を受けるほか、個別の面接相談「子育て相談室いっぽ、いっぽ」を主宰。
保護者向けの各種講座、支援者の研修や養成講習などの講師を務める。

Web : http://kosodate-soudan.net

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