こんにちは!
ダンドリクッキング主宰、クッキングコンサルタントの遠藤早智です。
徐々に暖かくなってくるこの時期は卒業式、4月に入ると入学式や就職などのお祝いの行事が、一年を通して一番多いときでもありますね。
今月初めのひなまつりには、我が家では毎年恒例のちらし寿司とうしお汁で娘たちの成長を祝いました。
今年のちらし寿司は、ケーキの型に入れた酢飯を押しずしのようにし、その上に卵や海鮮をたっぷり飾った海鮮ちらしずし。
子供の頃、お祝い事といえば必ず母がちらしずしを作ってくれたことを思い出します。
数十年前は手間暇かけて作っていた母でしたが、今は何でも手軽にできるものがお店には揃っている時代です。
少し手を加えるだけで、家族や大切な人の心にはそのときのことがずっと残っていると思いませんか?
この時期になると思い出すのですが、娘が保育園の卒園式の時に卒園生が一人ひとりメッセージをいう場面があったのです。
そのとき、「お母さん、いつも美味しい・・・」きっと「お料理を作ってくれて…」と思っていた私にとっては、ハッとする言葉を突然耳にしました。
「いつも美味しいレストランに連れて行ってくれて、ありがとう!」でした。
子供はどんな気持ちで言ったのかはわかりませんが、少なくとも自宅でお母さんが作ったお料理は思い出せなかったのだと思いました。
それと同時に、将来、今の子供たちが大人になったときに、家庭の味やお母さんの作った食事の記憶はほとんどない状況になるかもしれない! と思い、その頃もお料理を教えていた私にはとてもさみしく感じたのです。
そのような気持ちがずっと心に残っていたことも、私が今、仕事と家庭を両立していく女性の応援をするために、自分の経験を体系化しダンドリクッキング、魔法のダンドリシートをつくった理由の一つです。