子育てひと段落後の自分の世界――新しい仕事と人間関係

「人間関係」をテーマに開催したママ座談会、今回でひと段落です。
前回話題になった新しい世界。子育てが落ち着いてきて、新たな世界に踏み出す思いが見え始めました。
第5回はそんな新たに始める仕事についてと、そこでの人間関係を中心にお送りします。

プロフィール

今回は主に小学生のお子さんがいる方々に集まっていただきました。

ユキさん(写真右)
元添乗員で結婚を機に退職、現在PTA役員。結婚後ヘルパーの資格を取り、介護職に従事したことも。
お子さん:小学生の男の子、女の子の兄妹。

セッキーさん(写真右から3人目)
元理系研究員。8年ほど前までは台湾に住んでいた。
お子さん:中学生と小学生の姉妹。

トモカさん(写真左)
前職は事務、結婚後退職。10年ほど専業主婦を続け、現在は陶器を扱う仕事のアルバイトを始めた。元PTA役員。
お子さん:小学生の姉妹。

ジュンコさん(写真左から2人目)
結婚後仕事をやめ、専業主婦を経験、その後大口のサロン“オアシスデラーナ”で働き始めた。仕事をしながら、PTA役員も。
お子さん:中学生の男の子、小学生の女の子の兄妹。

司会:小野寺 知恵さん(写真右から2人目)
プライベートサロン“Oasis de rana(オアシスデラーナ)”のオーナー。
子育てをしながらサロン経営をはじめ交流会、イベントなどの企画・進行、講演など多岐にわたり活躍中。

人間関係のコツ「ツボを掴む」

トモカさん:私は今年仕事を始めたんですけど、今まで専業主婦を10年やっていたので、脳がそのモードになってるなって実感しました。仕事で覚える量がかなりあったんですけど、なかなか全部は覚えられなくて、毎朝毎晩びっしり書き込んだマニュアルを見返していました。しかも上司が厳しい人で、胃がキリキリ痛くなるくらいでした。一緒に入った人も前にいた人もどんどんやめていく。でもその上司は、口答えをするとさらに叱責してくるので絶対歯向かってはいけないタイプの人だと分かったんです。だから私はもうそっちに合わせることにしました。それから半年経って、最近やっと独り立ちの太鼓判を押してもらえました。

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一同:おおー(拍手)

小野寺さん:仕事がやりやすくなるためには、相手との関係をどう結べば、自分も快適に仕事ができて、相手にも納得してもらえるのかっていうのを身につけられていて、素晴らしいことだと思います。

トモカさん:その上司はくせの強い人なんですけど、前働いてた方からツボをつかむと働きやすくなるよって言われたんです。実際その通りで、今ではその上司の気に障ることをしなくなったので、笑いながら仕事することも多いです。

小野寺さん:これは人間関係のコツだと思うんです。どこでも使えますね。

ジュンコさん:女性はそういうツボをつかむのが得意ですね。

セッキーさん:子育てを通してもいろいろな人と付き合っていきますからね。

その人が良好な人間関係を築いているか、どういうコミュニケーションをとっているかは企業で人を採用する際に見るポイントの一つでもあります。
お母さんたちは子育てを通してそういったことを経験してきています。
その経験がトモカさんのように仕事にも活かせるようです。

資格が先か現場が先か――仕事・職場との相性への不安

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小野寺さん:これからやってみたいことはありますか?

ユキさん:私は独身の時は旅行業、添乗員だったんです。でも結婚してからは長く家を空けることができないので辞めました。その後子どもが幼稚園に行っているときにヘルパーの資格を取ったんです。それで現場で2年くらい働いていたんですけど、最初に会った時には歩けていた利用者さんが次の日にはそれができなくなってしまう。そういうことを目の当たりにすると自分の気持ちの中でそれを受け止めきれなくなって、その方がいい人であればあるほど、どうしてあげることもできないのが切なくて切なくて。そんな方たちと自分の両親とを重ね合わせるところもあって、この仕事を一生続けていくのは無理だなと思って辞めてしまいました。

小野寺さん:自分の力ではどうすることもできないことですからね。

ユキさん:それから、保育士の資格に興味があるのですが、ある方に保育園で働くって事は若い方と働く事が多いんだよって言われて、そういう考え方はしていなかったと思って悩んでいます。資格がなくても、働きながら資格をとる選択肢もあるんですけど。

小野寺さん:資格が先か現場が先か、の問題ですね。

ユキさん:そうなんです。そのほかには観光業だったので、外国から来た観光客の方を案内するような仕事も良いなと考えています。今はどうしようかなと模索しているところです。

小野寺さん:そういう時期なのかもしれませんね。

セッキーさん:私もキャリアを積むだけではなく、国家資格を取ろうかなと考えています。過去には理系の研究所で働いてたんですけど、特に資格が必要でも、取れるわけでもなかったんです。手作業の技術はありますけど、ブランクが相当あるし、技術は進んでるから昔の技術ではかなわないなと思って、別に資格を取ってそれを活かして何かやろうかなと考えています。子育ても少し余裕が出てきて、考える時間ができたので、今までやったことがないものか、医療事務のようなずっとできる仕事の資格を取るのもいいかな、と思っています。

ユキさん:資格を取るって、私も漠然とは思っているけど、その仕事が単純に好きなだけではなく、それこそ人間関係、一緒に働くメンバーや環境、仕事内容が本当に自分に合っていて、一生続けられる仕事なのかなって考えると、なかなか決められないです。

小野寺さん:迷いますよね。この資格と決めてエネルギーを費やして取っても、合わなかったらどうしようって不安はありますね。

“天職”と出会ったことでの発見

トモカさん:私独身の頃は事務職だったので、今回仕事を見つけるにあたっても、まずそこから探し始めたんです。でも、勤務時間などの条件でなかなか合う仕事がなかったので分野を広げてみたら、たまたま今のところで勤められるようになって、その仕事を続けているうちに、20年経って初めて私は事務に向いてなかったのかもしれないって気づいたんです(笑)。事務の仕事は楽しいとはうわべでも答えられなかったんですけど、今は仕事に行きたくないって思ったことはないし、楽しいです。やりたいことはいろいろあって、全部はできないけれど、その中で一つでも選んでやってみると、新しい発見がありました。

小野寺さん:ここで適職と天職の違いが出てきましたね。人並み以上にできるスキルがある適職ってだけじゃなく、仕事にやりがいとか生きがいを見つけるとなると選び方も変わってきますね。

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ユキさん:子どものことに置き換えても思うんです。よく大きくなったら何になりたい? って子どもに聞くけど、二十歳そこそこでこれから将来何をしていくかを決めるのって難しいと思うんです。まずはやってみて、そこからいろいろと模索していけばいいのかなと思います。そうやって子どもも導いていければなと思います。

何が自分にとって合っているのか、天職なのか。大人でもわからない人が多い難題です。
特に子育てをし、生活の中心が自分ではなく子どもとなってくると、自分がこれから何をすると宣言できる機会もなくなってくるようです。そんな中、新しいことに挑戦するのはとても勇気のいることかもしれませんが、同じように新しい世界に踏み出した方々の体験談が一歩踏み出すきっかけとなれば幸いです。

あとがき

ここまでお読みいただきありがとうございます。
5回にわたりママさんの身の回りの人間関係についてお送りして来ましたが、いかがだったでしょうか。

1日2日でつくれるものではない人間関係。
その関係を保つにも、様々な工夫があることが分かりました。
女性ならではの特技、考え方を駆使し、社会で活かす方法も垣間見えたのではないでしょうか。

ご協力くださった皆さんありがとうございました。

座談会を開催したお店

オアシスデラーナ

美・健康・癒しをテーマとした、男性も女性も気軽に利用できるサロンです。
日頃の疲れやストレスを解放し、心身ともに健康で美しく元気な毎日をサポートします。

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オアシスデラーナ

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