「人間関係」をテーマに開催したママ座談会。
第4回は夫婦間の関係についてです。
プロフィール
今回は主に小学生のお子さんがいる方々に集まっていただきました。
ユキさん(写真右)
元添乗員で結婚を機に退職、現在PTA役員。結婚後ヘルパーの資格を取り、介護職に従事したことも。
お子さん:小学生の男の子、女の子の兄妹。
セッキーさん(写真右から3人目)
元理系研究員。8年ほど前までは台湾に住んでいた。
お子さん:中学生と小学生の姉妹。
トモカさん(写真左)
前職は事務、結婚後退職。10年ほど専業主婦を続け、現在は陶器を扱う仕事のアルバイトを始めた。元PTA役員。
お子さん:小学生の姉妹。
ジュンコさん(写真左から2人目)
結婚後仕事をやめ、専業主婦を経験、その後大口のサロン“オアシスデラーナ”で働き始めた。仕事をしながら、PTA役員も。
お子さん:中学生の男の子、小学生の女の子の兄妹。
司会:小野寺 知恵さん(写真右から2人目)
プライベートサロン“Oasis de rana(オアシスデラーナ)”のオーナー。
子育てをしながらサロン経営をはじめ交流会、イベントなどの企画・進行、講演など多岐にわたり活躍中。
だんだんと減る直接の会話――夫婦仲を保つ秘訣とは
小野寺さん:ご主人との関係とかコミュニケーションはどうですか? 結婚当初と比べてお子さんも生まれて育って、少しずつ変化しませんか?
セッキーさん:新婚当初より話さなくなったかな(笑)
ジュンコさん:うちもです。誰か周りにいないとしゃべらないかな。子どもとか、誰かを介してしゃべるという感じでしょうか。子どもがいなくなったら犬とか猫を飼うとかしないと、会話が成立しないかもしれない(笑)
小野寺さん:よく子どもが巣立っていったあと、夫婦だけになったらどうしたらいいの? っていう人が多いそうですが、まさにそれですね。
ジュンコさん:そうならないように、それぞれ自分の世界を持っていた方がいいなと思いますね。趣味なり仕事なりね。
小野寺さん:そういうのは持ってますか?
トモカさん:それぞれ興味のあることはあります。うちの主人はすごくおしゃべりなんですよ。家に帰ってきてご飯食べて、お酒飲みながら、“今日はお昼これを食べた”とかずっとしゃべってます。
ユキさん:ストレス発散してるんでしょうね。
トモカさん:私も話すし、主人も話します。たくさんしゃべって飲んだ後主人は酔いつぶれてソファーで寝てます(笑)
小野寺さん:仲良しですねー!
トモカさん:そうですね(笑)。夫婦で一緒にご飯食べに行ったりもします。
一同:いい関係! 犬猫がいらず!
トモカさん:でも、その人の性格にもよりますよね。仕事のことは全く話さない方もいるでしょうし。ただやっぱりそれぞれの世界はあった方がいいですね。
子育てが徐々に落ち着いてきた今、新しい自分の世界を模索
小野寺さん:ユキさんの家はどうですか?
ユキさん:血液型の話なんですけど、私はA型で旦那がB型だからか、結婚当初は私の中では理解ができないことがたくさんありました。血液型でまとめてはいけないんですけど(笑)
ジュンコさん:わかります! うちは私がB型で主人がAB型なんですよ。
ユキさん:でも結婚してからもう10年くらい経つので、育った環境も文化も考え方も違うんだと割り切れるようになりました。例えば、B型だからなのか、主人だからなのかはわからないけど、後に引きずらないというか、根に持たないんですよ。
ジュンコさん:たぶんB型だからだと思います。気分がころころ変わる。
ユキさん:そうなんです。5分前にはすごく怒ってたのに、5分後にはケロッとしてる。その連続で、最初はよくそれで衝突したんですが、最近はその方が気が楽なんです。私が疲れて感情的になったとしても、主人はすぐ忘れるので、喧嘩しても何もなかったことになるんです。そんなことが何度もあったので、それでいいのかなって思えるようになりました。それぞれの世界もあります。私は今は子育てをして役員をやっていて、次はお仕事や、自分の世界をどうしようかなって日々考えているところです。ちょうど人生折り返し地点のような感じで、楽しみでもあります。
小野寺さん:人生の第2ステージのような感じですね。子育ても少し落ち着いてきて、夫婦の関係も変わってきて、自分がこれから母親や妻とは別に、一人の人としてどうやって生きよう、何ができるんだろうというわくわく感や夢も出てきますね。
介護など不安な問題が徐々に見える反面、仕事などの新しい世界へ踏み出すという、次なるステージも見えて来たようです。
いくつになっても新しいことに挑戦できるエネルギーは人それぞれ持っています。
一人の人としてどんどんチャレンジできることは素敵です!
では、これから始めるのに理想的な仕事とは…?
【次回】これから(子育てひと段落後)の自分の世界――新しい仕事と人間関係