重要な食、睡眠、時間配分 新しい食生活の基本「時間栄養学」 栄養睡眠改善トレーナー 藤田奈美さん

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「食Lifeサポート海んちょ」とは、藤田奈美さんが新しく起こした事業名です。
食べること、生活(Life)すること、それをまとめてサポートする。
そして藤田さんの基点でもある料理屋「海んちょ」、これらを合わせたネーミングです。
子育て中のママ、働くママのみならず、全ての女性の役に立ちたい、助けになりたい。そんな想いからスタートした事業です。

藤田さんが3本柱に掲げていること

  1. 栄養睡眠改善リーダーの養成
  2. 食生活改善のための講習会(地域密着型)の実施
  3. 週末料理屋「海んちょ」女将

食生活の新しい考え方「時間栄養学」

「3本柱の根底は“時間栄養学”から成り立っています」(藤田さん)
「時間栄養学」という言葉はあまり聞きなれないかもしれませんが、今までの栄養学が「どれくらい食べるか」に対して、「なにを」「いつ」「どのように」「どんなタイミングで」食べるかに注目した新しい考え方です。

【朝】…これから活動する

→エネルギーチャージを目的のごはん→たんぱく質、炭水化物、脂質、緑黄色野菜の摂取

【夜】…安眠に重点を置く

→脂質、炭水化物はおさえる→22時~遺伝子脂肪を蓄えるBMAL1(ビーマルワン)(*1)が激増するため、油はそのまま吸収され蓄えられてしまうため。

(*1)…生物時計の機能を決定する時計遺伝子の一つ。脂肪細胞をつくる酵素を増やす機能をもつ。[補説]時間帯によって増減し、午後3時ごろが最も少なく、午後10時から午前2時ごろに最も多くなる。「夜遅く食べると太る」の科学的根拠とされる。

朝からそんなに多く食べられない……と思われるかもしれません。
一つのプレートのお食事、スープという形状にしてもよいですね。スープという一つのお料理に必要な栄養が勢ぞろいです。お家にある食材で十分まかなえます。

甘塩鮭を使用することにより、塩を他につかう必要もありません

甘塩鮭を使用することにより、塩を他につかう必要もありません

どうしても朝時間がない人は……。

写真下に:牛乳、バナナ、納豆。これだけ食べればクリア! お皿も汚しません

牛乳、バナナ、納豆。これだけ食べればクリア! お皿も汚しません

お子さんとの食事時、「全部食べなさい!」から「残してもOK」という考えにしてはいかがでしょうか。
この食材がダメでも、他を食べているから残してもよいと思うと、お母さんの気も楽になりますね。「全部食べなさい」が、子どもにとってストレスなように、言う側の大人にとっても、実は大変なストレスです。
藤田さんは、3本柱を掲げている傍ら、小学校の放課後事業(学童)もされています。その中で、小学生の朝ごはんの欠食と睡眠時間の短さを知ったとき、これは大きな課題だと確信しました。
十分な睡眠をとることにより、栄養が吸収されるはずなのに、睡眠も栄養も、どちらもとることが出来ていないのです。

お子さんを通して、ママをサポートすることが出来れば……。
「お子さんの不安を取り除ければ、ママも幸せになれるはずです」と藤田さんは言います。

ママ(女性)や子どもの助けになりたいと思って始めた事業ですが、最初は藤田さん自身の体験から始まりました。

「私は、娘が10ヶ月のときに自律神経失調症になり、娘は、高校二年生の時に体と心が折れました」。

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「なぜ? 今でも、はっきりとした理由は分かりません。
大学病院に行き、検査しても、病巣はないので、処方する薬もありません。でも、娘は頭痛がする、吐き気がする、動悸がする、歩けない、そんな状態でした。
大学病院の心療内科から、体と心を作る、食で管理するように言われました。
昔だと、大量の薬の処方で終わっていたかもしれませんが、今は、食のバランスが着目され、何を食べるか、いつ食べるのか、時間の配分まで関わってきます」。
まさに藤田さんが伝えようとしている「時間栄養学」が、大きく関係していました。

藤田さん自身も自律神経失調症に10年間悩んでいましたが、それが3日で治ったのです。
忙しい日々で食生活や睡眠時間もままならない状態だったのが、おおげさにいうと、規則正しい食生活になっただけで、10年間苦しんでいたものから解放されたのです。
「娘にも、自分が出来ることはなんでもやってあげよう」。
そこから藤田さんと娘さんの、食の改善を主にした道のりが始まったのです。

藤田さんは語ります。
「4歳児の食事のお世話をすると思ってください」。医師はそう言いました。
4歳児を扱うように……およそ2年間の歳月、簡単には語れませんが、ご飯を食べさせ、一緒に学校へ行ったりして、常に気を配りました。

それが今では、娘さんは希望の大学に進学し、生活が出来るまでになり、「最高の学習環境で学ぶ」という目標を達成したのです。
「今思うと、栄養摂取だけの問題ではなく、生活習慣、なによりも家族の愛情というスパイス、コミュニケーションが、大きく関係していたのかもしれません」。

「簡単には言い表せない食、睡眠、時間配分の重要さを、多くの人に伝え、助けになり、広めていきたい。それが私の使命です」と藤田さんは語っています。



この記事を書いた人

藤田奈美

一般社団法人 日本栄養睡眠改善協会
栄養睡眠改善トレーナー(栄養睡眠改善リーダー養成講座認定講師)

神奈川県横浜市港北区日吉6-9-18
Tel&fax:045-562-9426

Email:uminchookami@gmail.com
url:http://kitchen-umincho.net


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