女性のためのライフプラン(2)「自分の人生」について考える大切さを伝えたい ライフプランナー・根岸紗弥香さん


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忙しい毎日を送っていると「自分自身」の人生をつい後回しにしがち。今回は「女性のためのライフプラン」をテーマに、2人のプロからお話しをうかがいます。毎日、目の前のことに一生懸命なあなた。自分の「今後」について考えるきっかけをもらいましょう!

前回は、「女性にこそ相続のことを知ってほしい」とおっしゃる、相続コーディネーターの七條亜紀さんにお話をうかがいいました。
第2回目は、プルデンシャル生命保険株式会社・ライフプランナー根岸紗弥香さんです。

いま現在、どんなお仕事をされていますか。

私の仕事は、人の人生に寄り添い、想いを形にする仕事です。ライフプランナーという仕事を分かりやすく伝える為に『生命保険の営業』という言葉を使うこともありますが、根本的な仕事内容を考えると……目の前の人の人生をよりよくするためにサポートし、その方の目に見えない想いを形にする。お客様の人生のストーリーに寄り添って、一生涯のお付き合い・サポートが出来る仕事です。

ずっとライフプランナーのお仕事をされているのでしょうか。

前職は14年間、ウエディングプランナーをしていました。ただ、30歳を越えたころから、自分の人生の働き方を考えはじめていました。大好きな仕事でしたが、仕事内容は表向きの華やかなイメージとはまったく逆でめちゃくちゃハードです。土日祝日は休めない。始発で出勤して終電で帰宅、休日出社も普通にありました。でも、それが当たり前で、結婚式当日を迎えて新郎新婦のあの幸せな笑顔を見ると、また頑張ろう!! って……麻薬のような仕事ですね。(笑)

充実されていたものの、ライフプランナーという仕事に転身されたのですね。

ある時ふっと、結婚や出産を機に退職されてしまうプランナーが多いことに気づいたんです。私はずっと好きな仕事を続けていたいと思っていたので、正直今後の人生を考えた時に凄く不安になりました。今はまだ仕事に集中できる年齢や環境だけど、今後どうなるだろう?? 家族との時間を取ることが出来るのだろうか?? 未来はどうなるか分からないけど、何か準備はしておいたほうがいいなと。ウエディングの現場だけではなく、プランナーのマネージメントやウエディングスクールの講師なども選択肢として考えて動き始めました。

プルデンシャルのマネージャーの方に声を掛けて頂いたのは、そんなタイミングでした。私がプルデンシャルの保険に加入した際に担当ライフプランナーと一緒に保険やお金のお話をしてくださった方でした。その時にステキな会社だなというイメージは持っていましたが、まさか自分が金融業界で働くなんて思ってもみなかったです。
正直、金融にはまったく興味もなかったですし、未知の世界だったのできっぱりと断らせて頂きましたが、なかなか諦めてもらえず……。(笑) 自分の将来の勉強にもなると勧めていただいたので、何か学べるものがあるならとお話を聞きにいきました。そこで私は新しい世界を知り、ライフプランナーという仕事の魅力にどんどん惹かれることになります。

それはまた別の機会に……。

どんな方にどんな事を伝えていきたいと考えていらっしゃいますか。

特に女性に、自分の人生について考える大切さを伝えたいです。私がまさにそうだったんですが、目の前の仕事を一生懸命頑張っていると、ある程度生活していける収入も手に入りますし、体も元気なので、楽しく毎日が過ぎていきます。将来や今現在の日本経済の動きや国の制度、健康やお金についてなど教えてもらう機会がありません。興味もないので調べることもしないですし、知らなくても、今は生活するうえで何の問題にもならないので、ついつい後回しにしてしまうんですよね。女性は男性と比較して転機が多いので、その時その時で色々な対応が求められます。知らないことや後回しにしてしまうことの怖さが少しでも伝わったら嬉しいです。

ご自身の、今後の展望などお聞かせください!

まずは目の前の方のお役にたてるライフプランナーでいられるように、自分自身を磨いていきたいと考えています。

前職の経験をいかして、『結婚』という夫婦のスタート地点にたつタイミングで、大事なお金の話や将来設計について考えて頂く機会を作っていきたいです。結婚式ってみなさん、気合いいれて準備したりするんですけど、そこからスタートなのにその先のことをあまりしっかり話し合っていないご夫婦が多いのではないかな? と感じました。夫婦喧嘩の原因の8割は元を正すとお金の話だと思います。(笑)

長期的には、こどもにお金の教育をする場を作りたいです。
海外などでは当たり前の話なんですが、日本ではお金の話をする機会もあまりなく、学ぶ場も多くはありません。
小さいころから、お金の大切さなどを伝えていけたら、知らないということがなくなり興味もわいてきますよね。私自身、もっと早く知りたかったと思うことが多いので、そのような情報が当たり前に知っているとなっていったら嬉しいです。
理想は、義務教育になったらいいなと考えています。

 

確かに、大人になってからも「お金のこと」について、もっと早く知りたかったと思うタイミングにぶつかることが多々ありますよね。
子供たちの「将来」は、私たち大人の「将来」でもあります。
「お金の教育を今後の義務教育に」という根岸さんの思いが現実化し、その教育が当たり前になる日が来ると子供たちの将来の安心材料が増えます。
そのためにも、まずは私たち大人がしっかり勉強することが必要なのかもしれません。

:唐鎌 須弥

Information

根岸 紗弥香(プルデンシャル生命保険 株式会社 港第三支社 ライフプランナー)

東京都港区海岸1-2-20 汐留ビルディング 15F

Tel:03-6865-9280
携帯:090-2942-2859
Web:http://www.prudential.co.jp

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