顎を動かすとカクッと音がする、噛むときに顎が痛い・・・
若い人でもなりやすい顎関節症。お悩みの方も多いかもしれません。
今回は顎関節症についてとその原因、予防のため日常で注意したいこと、治療にもなる運動をご紹介します。
顎関節症はほとんどの場合、噛み合わせの悪化が原因です。
さまざまな要因で顎関節が圧迫されると、顎関節の円板という組織が変形し、動きが悪くなってしまいます。これが噛み合わせの悪化に繋がります。
稀に殴られたなどの外傷により発症することもあります。
では、気になる予防法とは・・・?
- 頬杖をつかない
- 横になるときはなるべく上を向く
以上を日常的に意識するようにしましょう。
頬杖をつかない方がいいというのはご存知の方も多いかもしれません。頬杖をついた方の顎関節が圧迫されてしまうためです。
横になるときも、どちらかの方向を向いて寝ると顎関節への負荷がかかります。なるべく上を向いて寝るのが良いでしょう。
また、すでに顎関節症の疑いがある方も、腫れていない限りは運動で顎を動かした方が良いのです。おすすめの運動はこちらの“アイーン運動”です。
①顎をアイーンをするときのように前に突き出す
②その状態で口を大きく開ける
③口を閉じて突き出した位置へ顎を戻す
④いつもの噛む位置に戻す
この①〜④を繰り返して動かしていきましょう。
ただし、病院での治療が改善にもっとも有効です。
音が鳴るなどの症状が出ている場合、一度歯科を受診することをおすすめします。
次回は顎関節症の治療についてお伝えします。