『春の新生活スタート!入浴と眠りとカロテンが成功のカギ!』 藤田奈美コラム第5回

2017.4.11
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「春眠暁を覚えず」の言葉どおり、春の夜は心地よく眠れるので、朝はつい寝過ごしがちですね。実はこれってとても健康な証拠なのです。

新年度は転勤、就職、入学など新生活がはじまるとても楽しい季節。と同時に花粉症やアレルギー性鼻炎など季節の変わり目で体調管理が難しい時期でもあるのです。また、楽しい新生活も環境が変わることによるストレスも受けています。ですから、こんなときこそ、質の良い睡眠が不可欠といえるのです。

最近では夜の入浴をせずに眠りにつき、朝起きてシャワーを浴びるだけ! という方が多く見受けられますが、質の良い眠りにつくためには、夜の入浴がとても大事なことなのです。

入浴による血行促進や疲労回復の効果、サラサラ血をつくり万病予防にもつながることなど、多くの効果が期待されていますが、安眠効果にも期待が高まっています。

私たちの体は、朝起きてから次第に体温が上昇していき、夕方には最高になります。そしてまた下がりはじめ、早朝には最低体温になっていくわけです。

入浴によって深部体温が上がり、その後、体温が下がっていくその過程で質の良い睡眠へとスムース(←ズ)に導かれていくのです。質の良い深い眠りのときには徐波が発生します。特に入眠直後の徐波睡眠時には成長ホルモンが分泌され、副交感神経が優位になります。副交感神経が優位になると、自律神経の乱れが整いリラックス効果が期待されます。

入浴は、38~40℃のぬるめのお風呂に10~20分ゆっくりつかることをお勧めします。体全体がゆっくりと温められ筋肉がほぐされるほか、よりリラックス効果が得られます。
どうしても熱めのお湯が好みの方は、就寝前だと逆に目が覚めてしまいますので、就寝3時間ぐらい前に入るようにしてはいかがでしょうか。

新年度は仕事も抱え込みすぎて、知らず知らずのうちにストレスもたまり気味に。そんなときの食事には、胃腸に負担の少ないおかゆやうどんはいかがでしょうか。

カロテンは脳を楽天的にするといわれていますので、ホウレンソウや大根の葉、三つ葉や高菜などをトッピングしてみてもいいですね。また、トマトやカボチャを使ったスープもおすすめです。

さあ、朝シャワー派の貴方! 今夜からお風呂にゆっくりのんびり浸かって、職場でも学校でもそして社会でも、120%の力を発揮できる人材として、活躍する春にしませんか?
お風呂に入らず寝てしまうなんて、人生もったいないですから♡

コラム執筆者

藤田奈美

神奈川県横浜市港北区日吉6-9-18
Tel : 045-562-9426

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