ボクは学習塾の経営をし、またNPO法人で不登校生や保護者のサポートをさせて頂いており、日頃から、子どもあるいは保護者と接する機会が非常に多い立場にいます。
子どもたちと接していて思うのは、千差万別、十人十色、それはそれは、実に様々な個性にあふれているということです。「ひとりひとりみんな違う」としょっちゅう実感させられます。
しかし、お母さま方と接していると…怒らないで下さいね…なんだか最近は似たような方が多い。もしかしたら、お母さまって3種類くらいしかパターンがないのでは、と思ってしまうくらい、同じようなことを言い、同じような行動をされる方々が多いなと感じるのです。
現代の子どもは「個性がない」と言われています。しかしボクは「個性がない」のではなく「個性を出しづらい」「個性が見えづらい」という言い方が適切だと考えています。そしてその個性を、出しづらく、見えづらくしているのは、残念ながらボクたち大人なんですね。
「子どもの個性を伸ばそう」とする前に、まずはお母さまが自らの個性を大事にして欲しいと思っています。お母さまが、ひとりの女性として、人間として、自らの個性を認め、個性を生かし、個性を守り、個性を愛することで、子どもも個性を伸ばしやすくなるものです。
そんなことを考えながら、この場をお借りしてボクの思うことをつづらせて頂きます。どうぞ、よろしくお願いします。